【論文】ミノキシジル内服薬5mgの効果と安全性

ミノキシジル内服薬5mgの効果と副作用について調べてみました。

調べた結果は以下の通りです。

根拠は２つの論文です。詳細は以下の通りです。

本ページの目次

ミノキシジル5.0mgの効果と副作用

「Effectiveness and safety of low-dose oral minoxidil in male androgenetic alopecia」

という論文を紹介します。以下にざっくりまとめました。

目的	ミノキシジル内服（毎日：2.5～5 mg）の有効性と安全性を評価すること
背景	女性の薄毛に対して低用量のミノキシジル内服（毎日：0.25～1.25 mg）の成功例はあるけど、男性の薄毛のミノキシジル内服の研究は少ない
方法	期間は最低6か月参加者は41人の男性、平均年齢33.3歳（20〜55歳）ミノキシジルの量と人数は2.5 mgが10人、5 mgが31人 41人中16人がミノキシジル内服のみ服薬。残りは他の薬と併用
結果	ミノキシジル内服と併用したケース 41人中37人の患者（90.2％）が改善し、11人の患者（26.8％）が顕著な改善を示した ※顕著な改善はハミルトンノーウッド分類で１グレード以上の改善を指す
結果	ミノキシジル内服のみのケース 16人中6人の患者（37.5％）が顕著な改善を示した副作用は12人の患者（29.3％）で出た 10人の患者の多毛症（24.3％） 2人の患者の下肢のむくみ（4.8％） 1人の患者の脱落（2.4％） ※顕著な改善はハミルトンノーウッド分類で１グレード以上の改善を指す

※論文中の表を一部改変して表示

臨床反応

0：悪化
1：安定化
2：軽度の改善
3：著しい改善

「Efficacy and safety of oral minoxidil 5 mg daily during 24-week treatment in male androgenetic alopecia」

という論文を紹介します。以下にざっくりまとめました。

目的	AGAにおけるミノキシジル内服の有効性と安全性を評価すること
背景	男性の薄毛のミノキシジル内服の効果と安全性は確率されていない
方法	期間は24週間参加者は30人の男性、平均年齢38歳（20〜60歳）ハミルトンノーウッド分類グレード３～５ミノキシジルの量と人数は5 mgが全員
結果	30人中全患者（100％）が改善した副作用は下記の通り多毛症（93％）むくみ（10％）心電図の変化（10％）