【論文】ミノキシジル内服薬0.25mgとスピロノラクトン25mgの併用治療

論文

ミノキシジル内服薬を用いた女性の治療の研究があります。

ロドニー・ダニエル・シンクレアというオーストラリアの医師が

  • ミノキシジル内服薬0.25mg
  • スピロノラクトン25mg

を用いて100人の女性を治療した結果をまとめています。

下記の通りです。

  • 女性の薄毛はミノキシジル0.25 mgとスピロノラクトン25 mgを1日1回で改善する
  • 副作用が出たのは100人中8人であり、その内6人は治療を継続可能
  • 100人中2人は蕁麻疹が出たため治療を中止

 

ミノキシジル内服薬0.25mgとスピロノラクトン25mgの効果と副作用

臨床試験の概要

目的 女性の脱毛の症例を報告
ミノキシジル0.25 mgとスピロノラクトン25 mgを1日1回投与したケース
背景 ミノキシジルとスピロノラクトンは育毛の効果もある降圧剤である
期間 診断の平均期間6.5年(範囲0.5〜30)
方法

100人の女性が対象

平均年齢は48.44歳(範囲:18〜80歳)

ベースラインでの脱毛の重症度スコアは平均2.79(範囲2-5)

ベースラインでの脱毛の本数スコアは平均4.82

結果

効果

脱毛の重症度スコア
・6か月での平均低下:0.85(2.79→‭1.94‬)
・12か月での平均低下:1.3(2.79→‭1.49‬)

脱毛の本数スコア
・6か月での平均減少2.3(4.82→‭2.52)
・12か月での平均減少2.6(4.82→‭2.22)

副作用

8人の女性に副作用があったが、全体的に軽度だった
血液検査異常を発症した患者はいなかった

8人中6人が治療を継続し、蕁麻疹を発症した2人は治療を中止した。
蕁麻疹の原因はスピロノラクトンと予想された。
7日間服薬せず蕁麻疹が落ち着き、再発しないことを確認後、
ミノキシジル内服薬のみで治療を再開した。

 

脱毛の重症度スコアの基準

基準は1~5まであります。

1はふさふさ。数値が増えるにつれ、薄毛は重症になっていきます。

脱毛重症度

出典:Female pattern hair loss: A pilot study investigating combination therapy with low-dose oral minoxidil and spironolactone

試験では平均2.79(ビフォー)から12カ月で1.3低下し、

1.49(アフター)になっています。

 

脱毛の本数スコアの基準

基準は1~6まであります。

1日に抜けた毛の本数を6段階に分けています。

  1. 1日に10本抜けた
  2. 1日に50本抜けた
  3. 1日に100本抜けた
  4. 1日に200本抜けた
  5. 1日に400本抜けた
  6. 1日に750本抜けた
1日の抜け毛の本数

出典:Female pattern hair loss: A pilot study investigating combination therapy with low-dose oral minoxidil and spironolactone

試験では平均4.82(ビフォー)から12カ月で2.6低下し、

2.22(アフター)になっています。

 

患者のビフォーアフター

左がビフォー(改善前)、右がアフター(改善後)です。

出典:Female pattern hair loss: A pilot study investigating combination therapy with low-dose oral minoxidil and spironolactone

 

 

参考文献

Sinclair RD,Female pattern hair loss: a pilot study investigating combination therapy with low-dose oral minoxidil and spironolactone.,International journal of dermatology 57(Suppl 65) · December 2017

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