ミノキシジル外用薬(塗り薬)の濃度2%と5%を比較した論文があるので紹介します。
結論はミノキシジル5%の方が発毛効果が高いですが、副作用(かゆみ)が発生する可能性も高いです。
まとめ
臨床試験 | 被験者 | 平均 年齢 |
用量 用法 |
期間 | 試験前後の 平均毛密度 |
副作用 |
ミノキシジル外用薬2%と5%の 効果と副作用 |
393人 の男性 |
36.5 |
1日2回 |
48週 |
12.7/㎠ |
そう痒症:1% 頭痛:0.6% |
1日2回 |
48週 | 18.6/㎠ ↓ 25.4/㎠ |
そう痒症:4% 頭痛:3% |
|||
ミノキシジル5% フォームタイプの 効果と副作用 |
352人 の男性 |
39.2 | 1日2回 5% 塗布 |
16週 | 20.9/㎠ ↓ 22.5/㎠ |
紅斑:3.9% 乾燥:2.8% 毛包炎:1.1% |
ミノキシジル外用薬2%と5%の効果と副作用
臨床試験の概要
目的 | 男性のAGA治療において、ミノキシジル5%とミノキシジル2%およびプラセボを比較すること |
背景 | ミノキシジル2%は発毛しAGAを抑止します。ミノキシジル濃度が高いと有効性が高まることが示唆されている。 |
期間 | 48週間 |
方法 |
平均年齢36.5歳の393人の男性(18〜49歳)が1日2回を以下を塗布した。 |
結果 |
効果 48週間の治療後、ミノキシジル5%はミノキシジル2%とプラセボよりも優れていた。また、毛の本数はミノキシジル2%よりも5%の方が早く効果が出た。 ミノキシジル2%の毛密度の変化 ミノキシジル5%の毛密度の変化 |
副作用 ミノキシジル2%の副作用の発生率 ミノキシジル5%の副作用の発生率 |
もう1つの論文を紹介します。
こちらはかゆみの原因と言われている、プロピレングリコールを含まないミノキシジル外用薬フォーム(泡)タイプの試験です。
ミノキシジル外用薬(フォーム(泡)タイプ)5%の効果と副作用
臨床試験の概要
目的 | AGAの男性における、プロピレングリコールを含まないフォームタイプの新しい5%ミノキシジル外用薬の有効性と安全性を評価する |
背景 | 市販されているミノキシジル外用薬にはかゆみ原因と言われているプロピレングリコールが含まれているので代替品が望まれている |
期間 | 16週間 |
方法 |
18〜49歳の男性352人を対象に、ミノキシジル外用薬フォームタイプ(MTF)5%の16週間の試験を実施する。 16週目に、143名の被験者が5%MTFに関する52週間の安全性情報を収集するために、試験を継続した。 |
結果 |
効果 ミノキシジルフォームタイプ5%の毛密度の変化 5%MTFは、52週間にわたって忍容性が良好でした。 |
副作用 ミノキシジルフォームタイプ5%の副作用の発生率 |
コメント