
出典:Dクリニックメソッド
ミノキシジルの効果の仕組み
ミノキシジルと硫酸化転移酵素と硫酸ミノキシジル
ミノキシジル(minoxidil)は
硫酸化転移酵素(minoxidil sulfotransferase)
という毛根細胞に存在する酵素の働きによって、
硫酸ミノキシジル(minoxidil sulfate)に変化します。
ミノキシジルには発毛効果はなく、硫酸ミノキシジルに効果があります。

出典:Dクリニックメソッド
ただし、硫酸ミノキシジルは不安定な物質なので、すぐにミノキシジルに戻ります。
硫酸ミノキシジルが含まれた育毛剤は存在しません。
ミノキシジルの効果には個人差がある
ミノキシジルの効果は硫酸化転移酵素に依存します。
硫酸化転移酵素が活動しているかどうかは個人差があります。
この酵素が活発に動く人は硫酸ミノキシジルが多く作られます。
その結果、毛が濃く太くなります。
一方、この酵素が活発に動かない人は硫酸ミノキシジルが少ししか作られず、
その結果、毛があまり濃くならず太くもなりません。
硫酸化転移酵素が活発かどうかは生まれつきです。
これは体質であり生涯変わることはありません。
硫酸化転移酵素が多いタイミング
空腹時の方が満腹時よりも硫酸化転移酵素が多いという研究結果があります。
ただし、動物実験ですので、人間にも同様に効果があるかは不明です。

出典:Dクリニックメソッド
レスポンダーとノンレスポンダー
硫酸化転移酵素が活発な人をレスポンダー
硫酸化転移酵素が活発でない人はノンレスポンダー
と言います。
言い換えると、ミノキシジルを摂取したら毛が生えるのがレスポンダーです。
いくらミノキシジルを摂取しても毛が生えない人はノンレスポンダーです。
レスポンダーかどうかを判定する
数カ月~半年の間、ミノキシジルを使用すれば分かります。
初期脱毛があり、半年後に毛が濃く太くなっていれば
レスポンダーです。
何の問題もなく治療を継続することができます。
一方、初期脱毛がなく、半年後に効果がない・少しだけの人はノンレスポンダーです。
ノンレスポンダーが注意すること
ノンレスポンダーの人はミノキシジルの摂取量を増やしても効果が期待できません。
それどころか、副作用が強く出てしまう恐れがあります。
安易にミノキシジルを増量しないで下さい。
また、AGAクリニックによってはメソセラピーを勧められるかもしれません。
メソセラピーは成長因子とミノキシジルを注射などの方法で頭皮に浸透させる治療法です。
ミノキシジルを使っている時点で効果は期待できません。
残る手段は植毛だけど値段が高いです。
じゃあ、どうするか?
全部やってるクリニックで相談することをオススメします。
メソセラピーしかできない所はメソセラピー推しするでしょう。
植毛しかできない所は植毛押しするでしょう。
どれもできる所は患者に最適な治療法を教えてくれます。
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